過去ログ - 【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である【データ5】
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416: ◆QhFDI08WfRWv[saga]
2015/11/28(土) 23:04:34.95 ID:fsQ2DkAIo

天乃「正面突っ切って逃げるわよ!」

天乃は諦めて振り返り、そう怒鳴る

怯え、立ち竦んでいた夏凜はハッとしたように目を見開いて天乃の肩ではなく

車椅子の持ち手を掴んで駆け出す

壁には屋敷に入ったばかりの時に見た案内板が貼ってあり

それに従って走る

「ふふっ、ふふふっ、ふふふふふふふふふふふふ」

女性の笑い声だけが

室内に反響して夏凜と天乃を追いかける

この時だけは、耳の聞こえ無い天乃が羨ましく

そして、どこかで妬ましさが芽を出す

夏凜「っ」

「あはははは、アハハハハハハッ」

いつまでも。いつまでも

手術室の奥の扉を開け放ち

別室へと逃げ込んでも

女性の笑い声は、途絶えることはなかった


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