過去ログ - 凛「ノートパッドに未来を描いて」
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14:名無しNIPPER[saga]
2015/11/22(日) 19:01:50.67 ID:MeHgkZC00
凛「……嘘……」
紙飛行機の先端を折り直していると、
メモ用紙にさっきまではなかった汚れがあったことに気付いた。
最初はシミのように見えたそれははっきりとした点になり、
点は線になり、線は文字を形作っていく。
まるで、幽霊が見えないペンで文字を書くように。
まるで、じゃない。
誰か、いや、見えないけど何かがそこにいる。
凛「だ、誰かいるの……?」
一人きりの店内に答えてくれる人影はなく、
ありえないその現象に、外の空気だけじゃないうすら寒さを感じる。
手のひらにちくりとした感触を感じ、手を開くと紙飛行機が墜落した残骸のようになっていた。
まくっていた袖から自分の腕が覗き、鳥肌が立っているのが分かった。
凛「誰?!」
一人きりの店内に答えてくれる人影はなかった。
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