過去ログ - 【デレマス】逆セクハラにやさぐれた俺がお姉さんたちに性的に慰められる話【R18】
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4: ◆.SNq56nb7mzL[saga]
2015/11/22(日) 21:26:19.69 ID:ZQXD7EOto


02.

「うふふ、可愛い♥!」

望むとおりの反応を得られてご満悦の彼女は、しかし、そのために背後に立つ緑の影に気付かなかった。

「しーのーはーらーさーん………ッッ!!」
「ひっ…!」

背後からの、低く、ドスの利いた声に、礼が飛び上がって驚く。

実は彼女、こんな容姿でこんな性格のくせに、お化けや雷、どっきりといった怖いもの全般が苦手なのである。

「だだだ… 誰ッ! …って、なんだ、ちひろちゃんか… びっくりさせないでよ、もぉ…」
「びっくりはこっちですよ!」

礼の後ろで仁王立ちしているのは、アシスタントの千川ちひろだ。

その鬼のような形相にたじろいだ礼は、「な、何かしら…?」と愛想笑いを浮かべて言った。

「やりすぎですッ! プロデューサーさん、完璧に困ってたじゃないですか!?」
「そ、そうかもしれないけど…」

礼だってPが嫌いでちょっかいを出しているわけではない。

まるで弟のようなPが可愛くて仕方がなく、ついつい、ちょっかいをかけてしまうのだ。

「これぐらいのスキンシップは許してくれ…」
「許されません!」

どうもちひろは本気で怒っているらしく、鬼の形相を解く気配がない。

「私、プロデューサーさんに真剣に相談されているんですよ? 『最近、アイドルたちの逆セクハラが行き過ぎて辛い…』って」
「え、本当なの…?」
「はい! 確かに、多少のスキンシップは必要でしょうが、皆さん、やりすぎです!」
「みんな、って?」
「大人組だと兵藤レナさんや松本沙理奈さん、子供組だと的場梨沙ちゃんや城ヶ崎莉嘉ちゃんあたりです」

実際にはもっと多いが、いちいち挙げていたらキリが無い。

「反省の色が無いようでしたら、今の行為を倫理委員会に逆セクハラ案件として挙げてもいいんですよ?」
「そ、それは勘弁してちょうだい! 反省する、反省するからッ! ごめんなさい…」

自分の行為が想像以上に問題であると自覚した礼が、慌ててちひろに手を合わせて謝る。

「謝るのは私じゃなくてプロデューサーさんにですよ!」
「そ、そうね… 今から謝ってくるわ」

足取り重く部屋から出ようとして、ふと、礼は思いついたようにちひろに振り返った。

「そういえば… P君どこに行くって言ってたっけ…?」
「スタジオ、でしょう? ええと、今のスケジュールだと…」

ちひろが自分の席のPCを操作し、社内イントラネットからスタジオスケジュールを開く。

「……沙理奈さんの水着グラビア撮影してますね…」
「……まずいわね」
「急いでください!」
「わ、わかったわ」

2人して嫌な予感を感じ、礼は足早にPの後を追いかけて行った…







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