過去ログ - 志希「ねぇ、助手くーん」晶葉「Pは私の助手なんだぞ!?」
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24: ◆Freege5emM[saga]
2015/11/24(火) 01:51:52.08 ID:WpluowQpo




「ねー、晶葉ちゃん、そういえば……あれから、プロデューサーとはどうなったの?」

プロデューサーが救急車で病院に担ぎ込まれた日以来、
志希はプロデューサーのことを『助手くん』とは呼ばなくなった。

「どうって、その……」
「晶葉ちゃんの顔を見れば、なんとなーく分かるけど、
 それでも晶葉ちゃんの口から、聞かせて欲しいなー♪」

それは、自分が背中を押した晶葉への義理立てか。

それとも――



「助手にとって、私は……せいぜい担当アイドル。希望的に見ても、仕事上のパートナー程度らしい。
 そうでなくても、少し年の離れた妹とか、そんな感じで……だから、体よく断られてしまった」
「告白、したんだ」
「……じゃなきゃ、志希が次にナニやるか分かったもんじゃないしな」

晶葉の笑みからは、自分の想いを吹っ切ったのか、そうでないのか……
少なくとも、志希には読めなかった。

ただ、志希にとってそれは、もはやどちらでもよかった。



「ほかの人より、特別な目で見て欲しい……その目を独り占めしたい。
 そう思うようになったら、恋なのかな」
「それに加えて、キスとかセックスもしたい! ってなったら、恋と言っていいんじゃない♪」
「志希は即物的だなぁ……間違っても、ほかの子にそんな言い方するなよ?」



「おおっ、その言い方ときめいちゃうかも♪ あたしも、キミの特別なヒトに、なれる?」
「いちいち言葉尻を捕らえるなよ。でも、まぁ……志希には、特に感謝してる。
 恋愛とか、私にはよくわからないし、かと言ってロボットいじりばっかりやってる私が、
 恋愛相談なんかしても、笑われてしまうよ」

晶葉の自嘲に、志希は首を横に振った。

「……そんなことない」
「志希?」

「晶葉ちゃんは、少なくともあたしが初めて会った時から、可愛いかった。恋を知るべき女の子だった。
 プロデューサーの眼力も大したものだよ……ま、今のほうがもっとステキになってるけどね」
「そうか? て、照れるな……」



「だから、そろそろなんだよ……友達ごっこも、今日でオシマイにしよ♪」





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