過去ログ - 志希「ねぇ、助手くーん」晶葉「Pは私の助手なんだぞ!?」
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◆Freege5emM
[saga]
2015/11/24(火) 01:36:57.35 ID:WpluowQpo
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個性的なアイドルを数多く擁するCGプロのなかでも、
池袋晶葉と一ノ瀬志希のコンビは異彩を放っている。
晶葉はアイドルになる前から、ロボットコンテスト界隈では知られていた女子中学生だった。
アイドルになってからも、自作ロボットにチョコレートを作らせたり、ライブを盛り上げさせるなど、
その腕前をますます磨いている。
一方、志希はアメリカの大学を飛び級で卒業した俊才で、とりわけ薬理学についてはお手の物。
嗅覚が敏感で芳香について一家言あり、香水を自作するほどのこだわりを持つ。
その技能を活かし、香水ブランドとコラボレーションしたこともある。
二人は『理系分野に強い』というアイドルにおいて希少な個性と、
『理系のなかでも得意分野が少し異なっている』という相性を見込み、
プロデューサーは二人にユニットを組ませた。
プロデューサーの考えは図に当たった。
トーク番組などでは『暴走気味に突っ走る志希を、晶葉がたしなめる』という構図が、
ある種お笑いコンビに似た親しみやすさを醸し出し、人気にも幅が出てきた。
今や二人もプロデューサーも、仕事が次から次へと舞い込んで大忙しである。
「へー、『オートパイロットシステムの技術的――』……ふーん、ロボットも進んできたんだねー」
「志希、お前なぁ……私が買って読んでる雑誌を、なんの遠慮もなく覗き見するんだなぁ」
晶葉が移動中の暇つぶしにタブレットで雑誌を読んでいると、横から志希が口を出してきた。
「いやいや、あたし工学は畑違いで苦手なんだよー。だから、覗き見してもよく分かんなーい♪」
「志希に『早起き』と『待つこと』以外の不得手があるとは、初耳だが?」
結局、晶葉は志希と二人で雑誌の記事を眺め、
記事についてあれこれと喋りながら移動中の時間を過ごした。
晶葉にとって志希は、ロボットの話題を共有できる唯一の同僚だったのもあり、
仕事で組み始めて話す機会が多くなってからは、事務所の中でもかなり親しい人間となった。
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