17:名無しNIPPER[saga]
2015/11/24(火) 03:43:25.95 ID:WXq6uTmz0
日付が変わったその時からループの1番最初へと戻るのだろう。ならば折角だし現象を見届けたいと考えて、私は現在部屋の電気を点けて来たるべき瞬間を待っている。
ちなみに、パーティーの方は当然ながら大盛況であった。京子はいつも通り平常運転であったし、他の面々も終始明るい顔をしながらゲームをしたり用意されていた料理を美味しそうに食べていた。
もちろんループについても話し合った。皆少なからず不安はあったようだけど、京子と同じような心持ちで前向きに捉えていたようだ。
カチッ、カチッと時計の秒針が働く音と、私がコーヒーを啜る音、小説のページをめくる音が響く部屋。もちろん夜だからうるさくすることはないが、今日は一段と部屋が静かである。
京子は家に帰った。てっきり私の家に泊まると言うのかと思っていたが、
京子『ループするまで瞑想して過ごしてみる!』
なんて言い出した。ぶっちゃけ意味が分からない。
結衣「(もうすぐだな……)」
読みかけの本を閉じて、現在の時刻を確認する。もう1分もないみたいだ。以前の私も確かこんな風に緊張しながら壁掛け時計に目線を送っていたはずだ。
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