過去ログ - 唯「わたしがオバさんになっても」
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112:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 23:45:14.28 ID:jnRZeB6L0
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鳥取旅行の話の続き。
坂を降りた後の話。
波打際のわたしが丘の上にいるみんなに手を振ろうと振り向くと、
りっちゃんが坂を転がっていた。
わたしに続いて砂の坂を駆け下りたはずのりっちゃんが、ごろごろごろごろ転がってる。
砂に足を取られたんだ。
風を切るどころじゃない。
まるでマンガみたいにごろごろと前のめりに転びながら坂を下り続けるりっちゃんを見て、
そのあまりのカッコ悪さにこらえきれず、わたしはお腹を抱えて倒れこんだ。
りっちゃんは、全身を隈なく砂まみれ。
つけてたカチューシャもどっか飛んでって、前髪も化粧もめちゃくちゃで、
これぞまさしく砂だるま、になりながら下まで転び終えると、
『長靴がサイズに合わなかったんだよ!』
って真っ赤な顔して叫んでた。
丘を見上げると、三人もお腹を抱えながら倒れてた。
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