過去ログ - 唯「わたしがオバさんになっても」
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25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 21:39:41.40 ID:jnRZeB6L0
「わたしはさ、律のことも唯のことも心配なんだ」
澪ちゃんの声がすっごく遠く遠くから聞こえる。
昔はすぐ隣からベースの音が聴こえてたのに。
「憂ちゃんもさ。すっごく心配してたぞ。唯が将来のことどう考えてるのかわかんない、って」
憂…そんなこと澪ちゃんに相談してたの。
直接わたしに言えばいいのに。そんなことも言えなくなってのかな。わたし達。
結婚して、子供ができて、別々に生活するようになったら家族じゃなくなっちゃうのかな。
憂。わたしは…それなりに楽しくやってるよ。
仕事もまぁ、失敗もするけどそこそこうまくやれてるし。
不安がない、って言ったら嘘になるけど、欲を言えばきりがないし。
憂や澪ちゃんや…他のみんなみたいに立派じゃないかもしれないけど。
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