過去ログ - 唯「わたしがオバさんになっても」
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87:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 23:10:37.69 ID:jnRZeB6L0
  
  
 見つめあったまま時間が止まる。 
  
 りっちゃんが小さく頷くのが見えた。 
  
 けれどわたしが覚えてるのはここまで。 
  
 なぜならそのあと、飲み過ぎが祟ったのか、マウントポジションのままりっちゃんの顔に盛大にゲロをぶちまけて、倒れちゃったから。 
  
 布団やら浴衣やらなんやらは全部りっちゃんがひとりで片付けてくれたらしく、次の日は朝食も取らず早々に荷物をまとめると、冷たい視線を投げかけてくる仲居さんにペコペコ頭を下げながら、二人で宿をあとにした。後日請求されたクリーニング代は想像以上だったけど、こういうときのために小金を貯めてきてよかったな、と二人、頷き合った。 
  
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