過去ログ - 唯「わたしがオバさんになっても」
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92:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 23:18:48.12 ID:jnRZeB6L0


「唯さ。聞きたいことがあるんだけど」

「なーに。パフェおごってくれたら答えてあげる」
以下略



93:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 23:19:20.15 ID:jnRZeB6L0


「…あのさ」

澪ちゃんの表情から笑顔が消えた。
以下略



94:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 23:20:20.77 ID:jnRZeB6L0


その言葉の意味するところはきっと、普通の友達同士の“好き”じゃない、っていうのは澪ちゃんの顔を見ていればすぐにわかった。

「んー…よくわかんない」
以下略



95:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 23:23:27.33 ID:jnRZeB6L0


人を好きになる、という気持ちがわたしにはよくわからない。
りっちゃん、澪ちゃん、ムギちゃん、あずにゃん。和ちゃん、憂、さわちゃん。お父さんにお母さん。
もちろんみんな大好き。けいおんもギー太も大好き。
以下略



96:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 23:24:10.14 ID:jnRZeB6L0


何人かの男の子とも付き合ったこともある。
手をつないで、キスをして、抱きしめあって、セックスをして。
一緒にいて楽しくて、安心できて、ああこれが“好き”ってことかな、って感じたことはある。
以下略



97:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 23:24:49.39 ID:jnRZeB6L0
学生時代は他に楽しいこともたくさんあったし、働きだしてからはりっちゃんと遊んでばっかりだったし、彼氏がいたらいたで楽しいけど、いなくてさみしいと思ったことなんて一度もない。

誰かに会いたくて、そばにいて欲しくて、耐えられなくなったことなんてない。
その人のことばっかり考えて、頭の内側に貼り付いて離れなくって、ぐるぐるぐるぐる回り続けて、心臓がきゅ〜って苦しくてたまんない…なんて今まで経験したこともなかった。

以下略



98:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 23:25:36.02 ID:jnRZeB6L0


「“好き”とかよくわかんないけど……2ヶ月の間りっちゃんに会わなくてさ。

 退屈はしてたけどそれでもなんとかならなくないじゃーん、って思ってたんだ。
以下略



99:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 23:26:30.13 ID:jnRZeB6L0


りっちゃんと一緒にいるとたのしいし、安心する。
でもそれは澪ちゃんやムギちゃん、あずにゃんとだって一緒だったし、りっちゃんだけが特別ってわけじゃない、って思ってた。

以下略



100:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 23:27:09.98 ID:jnRZeB6L0


「はい。ハンカチ」

「…え」
以下略



101:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 23:28:02.36 ID:jnRZeB6L0


「それが“好き”ってことだよ」

「そうなのかな?」
以下略



102:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/26(木) 23:29:02.61 ID:jnRZeB6L0


「こないだ言わなかったことだけど」

「なに?」
以下略



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