過去ログ - 晶葉「どうにも私は、恋をしているらしい」
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17: ◆zefPw5mKfA[saga]
2015/11/27(金) 00:21:01.06 ID:NjB6h2Aj0

「と言っても、ウチが話せるのはおもちつき大会の時の二人ばい。馴れ初めとはちと違うけんね」

「あー…」

話が本格的になる予感を感じさせたところで、鈴帆がそう言って唐突に話を切ってしまう。
無言の間が下りるが、私の背中に視線が集まっているのは容易に理解した。

「晶葉ちゃんがどうしてプロデューサーに恋してるって気付いたのか、知りたいにゃー?」

いつの間に傍に来ていたのか、志希が耳元に囁くと同時にこちらの肩を揺する。

「知りたいにゃー? ……知りたいにゃー?」

「あー、もう。分かった! 話す! 話すから全く同じ音声を耳元でリピートさせないでくれ!」

折れたのは私の方だった。
ついでに心の方を見たが、アイドルがしてはいけない格好をしていた事は言うまでもない。
いや、世の男性はむしろああいう格好の女性を見る事に喜びを感じる場合があるかもしれな……

「いやん☆ ハァトに惚れたら怪我するゾ☆」

強い。

「にゃはっ、それじゃ晶葉ちゃんとプロデューサーの馴れ初めの本番、行ってみよう〜♪」

「……はぁ」

すっかり進行役を鈴帆から奪った志希に促されるまま、私は語り始めた。



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