過去ログ - 晶葉「どうにも私は、恋をしているらしい」
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32: ◆zefPw5mKfA[saga]
2015/11/27(金) 00:39:33.35 ID:NjB6h2Aj0
        ※        ※        ※

目を覚ますと、私は仮眠室の天井を見た。
どうやらベッドに寝かされているらしい。胸の上まで薄手のシーツが掛けられていた。

「………」

上体を起こす。そして隣を見たら、彼が居た。
私の助手で、プロデューサーで、パートナーで、掛け替えのない人で、私の好きな人が居た。

「あー、助手。その、なんだ」

聞かれていた。それは間違いない。
どうして止めてくれなかったのか、それを問いたい気持ちも無きにしも非ずだったが、私は違う言葉を口にする。

「助手……いや、P。私はその、そういう奴だ」

発明家で、アイドルで、わがままで、我が強くて、寂しがりで、とても天才なんて呼んでいい存在じゃない。

「でも、私のこの気持ちを、私はPにぶつけたいんだ! だから!」

ズルい言い方をする。

「私を孤独にしないで、ずっと…ずっと一緒にいて…?」



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