過去ログ - 晶葉「どうにも私は、恋をしているらしい」
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5: ◆zefPw5mKfA[saga]
2015/11/27(金) 00:07:34.34 ID:NjB6h2Aj0

「おはようございます」

「あ、頼子しゃん!」

鈴帆と話している内に時間がいくらか経ったのだろう、扉を開けて頼子がやってきた。
そう遠くない時刻にレッスンの入っている彼女は、私服ではなくジャージ姿でそこに居た。

「……どうかしたんですか?」

付き合いの長い頼子も、私の様子を見て一目で何かを察したらしい。傍に寄っては覗き込むように見てきた。
眼鏡越しに見える蒼い目が私の全てを見通すように思えて、私は重ねた視線を外す。

「……余程の事ですね」

それだけで、彼女は事の次第をある程度察してしまったらしい。
頷く鈴帆の様子も確かめてから口を開いた。

「Pさんの、事ですね?」

当たりだった。



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