18:名無しNIPPER[saga]
2015/11/28(土) 00:38:14.48 ID:yPmrNgO40
「1回しか、言わないからな」
「う、うん…」
「私と、付き合ってくれ。」
言ってやった。
結果はどうなるか分からないが、とにかく自分に良くやったと言ってやりたい。
「あ、あのね、結衣ちゃん、よく聞いてね…?」
「あ、あ、あかりは、まだ、付き合うとかそういうのわからないよぉ…」
振られた。
見事な玉砕である。
次の日からどんな顔して会えばいいんだ。
など、考えている時。
「お、落ち込まないで!まだ続きがあるから!」
「つづきぃ……?」
ダメだ、涙が止まらない。
声も震えている、ボロボロだ。
こんな状態の私にあかりはまだ追い打ちをかけるのか、と卑屈になりながらも聞いてみることにした。
「うん…だから、結衣ちゃんがあかりに、教えてくれる……?」
なんで振られた私が教えなきゃいけないんだ、と口を開こうとした瞬間。
「ん…!?」
私の口は、あかりの口で塞がれていた。
あかりは唇を離すと恥ずかしそうに俯いていた。
「なんで……振られたんじゃないのか私……?」
なぜ、どうして、なにがあった、といろいろ聞きたいことが沢山あったが最初に出たのはその言葉だった。
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