22:名無しNIPPER[saga]
2015/11/30(月) 23:27:07.54 ID:i64BYL/V0
「楽しくて、しかたないんです…本当に」
「なるほど。だから、はぁとの無茶振りにも応えちゃうんだ」
もちろん、限度はありますよ。
23:名無しNIPPER[saga]
2015/11/30(月) 23:28:24.39 ID:i64BYL/V0
心さんは後悔しない。
強い自分が好きだから、後悔しない。
私は――
24:名無しNIPPER[saga]
2015/11/30(月) 23:29:09.44 ID:i64BYL/V0
「…私は後悔しながら、生きてます」
「知ってる」
はぁとも似たようなもんだしと、心さんは私の肩に頭を預けます。
25:名無しNIPPER[saga]
2015/11/30(月) 23:30:40.90 ID:i64BYL/V0
お互い言葉を発さずに、遠くで聞こえる喧騒に耳を傾けて。
ほのかな秋の香りと、冬を待つ風に体を震わせながら。
――遠い季節を、巡っていく。
どれだけ新しい自分になっても、忘れられないものがあるんです。
26:名無しNIPPER[saga]
2015/11/30(月) 23:32:16.66 ID:i64BYL/V0
「ぶっぶー。正解は、今日の昼ごはんのメニュー。さっきからお腹がペコりんなの」
……はい?
27:名無しNIPPER[saga]
2015/11/30(月) 23:33:18.23 ID:i64BYL/V0
――この道選んでいない自分は、いない。
「…この道を選んでいない心さんも、ですか」
「もっちろん。はぁとは最初っからはぁとだけどな☆」
28:名無しNIPPER[saga]
2015/11/30(月) 23:34:12.99 ID:i64BYL/V0
「はぁと、わかった。美優ちゃんなら、はぁとの背中を預けられる。というか心中できる」
「し、心中はちょっと…」
「いや、やっぱなし! 美優ちゃんと心中って絵面、シャレになんないわ!」
「こらっ」
29:名無しNIPPER[saga]
2015/11/30(月) 23:35:26.80 ID:i64BYL/V0
**
そしてライブ当日。
30:名無しNIPPER[saga]
2015/11/30(月) 23:44:45.01 ID:i64BYL/V0
そう言って、心さんは私の背中を押しました。
とても心地よいエールでした。
胸を張らなきゃ、『物理☆』で背中をまた押されそうで。
自然と胸を張って、ステージを見ていました。
31:名無しNIPPER[saga]
2015/11/30(月) 23:45:44.48 ID:i64BYL/V0
「スウィーティー…❤」
32:名無しNIPPER[saga]
2015/11/30(月) 23:46:38.80 ID:i64BYL/V0
「あなたのハートをシュガシュガスウィート♪ みなさんの三船美優ですっ」
正直、不安でした。
いつもと違う私に、ファンが答えてくれるか不安でした。
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