過去ログ - 安部菜々「何度生まれ変わっても」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/03(木) 01:43:29.65 ID:oNNktWsP0
ふと、あの日を思い出す。
あの人が死んだと伝えられた日、私はあの人の死を受け入れられず、あの人の自宅に向かっていた。もう長い事入院していたため、そこにあの人が居ない事は知りながらも。
貰っていた合鍵で、部屋に入り、家主を失った部屋を見回し、部屋中を探し回った。
8:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/03(木) 01:44:12.99 ID:oNNktWsP0
全員が全員事務所を去っていったわけではなく、もちろん事務所に残るアイドルも居た。
あの人が夢見たトップアイドルになって、遠い世界からでも見えるようにと輝くことを選択した、強い娘達だ。
その娘達もしばらくはセルフプロデュースの形をとり、徐々にではあるが別のプロデューサーの指導も受けていた。
9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/03(木) 01:45:19.75 ID:oNNktWsP0
「ふぅー……」
手がかじかむ。いくら手袋をしていても冷え性な私は手がかじかんでしまう。吐いた息は真っ白で、本格的な冬の到来を告げているようだった。
手を軽くにぎにぎと動かす。寒くなるとあの人は私の手を握って暖めてくれた。
10:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/03(木) 01:47:15.63 ID:oNNktWsP0
寒さのせいではなく声が震える。
「私は……、ナナは楽しみに……してたんですよ」
あの人との未来を夢見て、ウサミン星人だった安部菜々は精いっぱい生きていた。
11:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/03(木) 01:47:54.16 ID:oNNktWsP0
人込みの中をかき分けるように歩く。どうしてこうも都会ってのは人が多いのだろうか。
「ふぅ……」
公園のベンチでひと心地ついて、空を見上げる。
12:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/03(木) 01:48:23.34 ID:oNNktWsP0
「そこの君!」
ふいに声がかけられる。
「アイドルにならないか? 君ならトップアイドルになれるよ。いや、俺がしてみせる」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/03(木) 01:50:47.45 ID:oNNktWsP0
以上です。
人死に系は話が作りやすいので、文章の練習に安易に使用してしまうのですがよろしくないですね。
もっとうまく文章作れるようになりたいです。
14:名無しNIPPER[sage]
2015/12/03(木) 05:28:23.22 ID:86ZpOLWAO
乙
良い話っぽいけど色々惜しいな
起承転結の「転」だけで終わった感じ
15:名無しNIPPER[sage]
2015/12/03(木) 08:40:53.71 ID:uAPzFLafo
乙
最後の菜々さんは生まれ変わりなのかそうでないのか
16:名無しNIPPER[sage]
2015/12/03(木) 13:36:34.01 ID:OrkdhMioo
文章の練習……?
よくわからんかったんだが
初代P→死亡
初代P死亡後8年後に今のP入社
現在→初代P死亡後10年、菜々は事務員
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