過去ログ - 雪ノ下「もしかして……比企谷くん?」
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25:ZvEP7 mo0 ◆Z3iCsGkUZI[saga]
2015/12/04(金) 00:39:45.12 ID:hLU5NYUb0
八幡「………そして、その人は会社に殺された」

八幡「誰よりも会社を思ってて、誰よりも働いてたのに、会社はその人を酷使し続けたんだ」

八幡「その人が死んだとき、社長はなんて言ったと思う?」

八幡「『〇〇君は命を懸けてこの会社のために働いてくれた。君たちも彼女を見習い、これからも頑張ってくれたまえ』」

八幡「ふざけんな、だよな」

八幡「慈しみも後悔もないんだ。ただあるのは"死ぬまで働いてくれてありがとう"……何だよそれ。先輩はオセロの駒なんかじゃねぇんだよ」

雪ノ下「………だから、告訴したのね?あなたが。会社に復讐するために」

八幡「いいや、違う」

雪ノ下「ええ?」

八幡「大好きな先輩が死んだ。その時は憎しみなんかよりも先にとんでもない喪失感に襲われた」

八幡「何もする気が起きなかった」

八幡「ただ言われた仕事をこなすだけ……頭の中は空っぽ」

八幡「ようやく気持ちの整理がついた時には、会社が潰れてた」

八幡「先輩は会社内でかなり人気のある人だったらしい。どんな仕事も笑顔で引き受ける彼女は、従業員たちにとって太陽みたいな存在だったんだと」

八幡「そんな人が死んだんだ。俺なんかが動くまでもなく、他の奴らが勝手に騒いで勝手に潰してくれたよ」

八幡「俺はまた何も出来なかった」


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