過去ログ - 水本ゆかり「背中を押してください。それだけで十分です――」
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24:名無しNIPPER[sage]
2015/12/05(土) 10:50:43.83 ID:FYmHJbMQ0
「……ふふ」
思わず笑みがこぼれます。

「む、どうした?」
怪訝な顔をする晶葉さんに飾らずに伝えます。
以下略



25:名無しNIPPER[sage]
2015/12/05(土) 10:51:12.78 ID:FYmHJbMQ0

晶葉さんの言葉は温かくて、強い。
惚気にしか聞こえないけれども、しっかりと私を励ましてくれている。



26:名無しNIPPER[sage]
2015/12/05(土) 10:51:38.52 ID:FYmHJbMQ0
「むむむ……。思ったより強かだな。こうなったら勉強代としてそれなりのものを負担させてやるとしよう」
「晶葉さんはクレープがお好きでしたね。原宿にいいクレープ屋さんがありますよ。凸レーションの皆様が利用されたということで、話題の場所です」
「リサーチ済みとは、ますます侮れんな」
「ふふ、私は友達に恵まれていますから」

以下略



27:名無しNIPPER[sage]
2015/12/05(土) 10:52:04.51 ID:FYmHJbMQ0
晶葉さんは科学者でありアイドルであるということを、何一つ諦めていない。

信頼できる存在と共に、力強く道を進んでいく。
その在り方は――きっと、私にも出来る。

以下略



28:名無しNIPPER[sage]
2015/12/05(土) 10:52:42.74 ID:FYmHJbMQ0
「お二人とも輝いていて……私も見習わなくては」

そろそろおやつ時。
レッスン終わりの事務所で、一人決意を新たにしています。

以下略



29:名無しNIPPER[sage]
2015/12/05(土) 10:53:09.75 ID:FYmHJbMQ0
新たな課題に直面していると徐にドアが開きました。

椎名法子ちゃん。

ドーナツを手にした、明るい笑顔と迸る情熱、気が回る性格で実は秘かに目標にしています。


30:名無しNIPPER[sage]
2015/12/05(土) 10:53:42.18 ID:FYmHJbMQ0
「ゆかりちゃん、一緒にあそぼ―」
「そうですね。今日はレッスンも終わりましたし、沢山遊べます。何をします?」
「輪投げ!ドーナツみたいでしょ!」

秋なので輪投げです。
以下略



31:名無しNIPPER[sage]
2015/12/05(土) 10:54:16.17 ID:FYmHJbMQ0
アイドル・水本ゆかり。
新しいことに挑戦します。

「えへへー。この事務所ってこういう広い場所があるからいいよねー」
「ここは割り当てのないデッドスペースですが、あまり危険なものはよくありませんよ?
以下略



32:名無しNIPPER[sage]
2015/12/05(土) 10:55:01.95 ID:FYmHJbMQ0

「おじいちゃんと神戸の輪投げ大会に参加したこともあるんだよー。大阪から割と近いからね」
「なるほど。奥が深いのですね……」
「えへへー。でも、あんまりルールは気にしないで、地面に書いた枠の点数で決めよー♪
本当は棒の中に入れるんだけどね」
以下略



33:名無しNIPPER[sage]
2015/12/05(土) 10:55:46.18 ID:FYmHJbMQ0
法子ちゃんが笑顔で頷いてくださると、荷物を傍の花壇近くに置いていた私を呼んでくださいました。

暖かな日差しと共に過ごす事。

友達の笑顔。
以下略



34:名無しNIPPER[sage]
2015/12/05(土) 10:56:14.12 ID:FYmHJbMQ0
「点数は左のあの輪っかから一巡して1点ずつ増えていくからね」

少し離れた場所にいる法子ちゃんの指す先の輪には周りに小さな円が重なっており、先日頂いたドーナツを法子ちゃんが絶賛していたことを思い出しました。

「じゃあ、始めるよー。地区大会ダブルス優勝の実力を見せる時!」
以下略



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