過去ログ - 動物達は今日もナく【オリジナルSS集】
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17: ◆F0XtKsib.M[sage saga]
2015/12/07(月) 00:07:19.57 ID:b1wEY/Wr0
第3話 男「友人から怪しい招き猫もらった」【閲覧注意】(テーマ:猫)


男「友人これは怪しいよ」

友人「そうか? かなりリアルな作りになってると思うけど」

男「いやリアルなのがおかしい。毛とか普通にあるし。そもそもこんなリアルな招き猫どこで買ったんだ?」

友人「知らん。うちで飼ってた犬がどっかに行っちゃったらしくて、それで彼女が買ってきたんだ」

男「友人の彼女はずっと家に居るのになぜどっか行ってしまう。しかも捜さず次は招き猫って......」

友人「まあ犬飽きて興味が猫に移ったんだろう。犬は戻ってくればまた飼うかもな(茶タロウが戻ってこれるわけないけどな)」

男「これしかも置物だろ? こんなの置く場所ないわ」

友人「実はこれ貯金箱なんだ」

男「そうなの? これ投入口ないぞ......しかも既に重い」

友人「使い方を見せるから見ててみ。あと硬貨貸して」

男「はい10円玉」

友人「まず頭を撫でると自動的に口が開く。招き猫の口が投入口だ。硬貨を横向きにして投入口に入れる」

招き猫「ニャー!」

男「えっ!? 今硬貨入れた瞬間鳴いたよ!!」

友人「凄い出来だよな。なんか子供用の歩くと音鳴る靴と同じ原理らしい」

男「招き猫型貯金箱作るのに凄い力入れてるなあ」

友人「もう一度頭を撫でると口を閉じる。これだけ。硬貨専用の貯金箱だからな?」

男「わかった。これ幾ら位貯められるの?」

友人「分からん。これ硬貨入れたら出すのに壊さなきゃいけないからな。使ったことない」

男「そうか。でも友人の彼女が買ってきた物をなんで俺に?」

友人「え? いやあ、それは......あ! そういえば彼女、夜不気味で怖いからやっぱり要らないって言ってたんだった」

男「うん分かる。綺麗な白い毛の招き猫だけどやたらリアルで、何か見られてる感じするもんな」

友人「じゃあとりあえず、俺は帰るから」

男「ああ」


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