過去ログ - モバP「大人組と同じ高校だったら、ねえ」
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46:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 16:41:42.74 ID:xOzNQy9L0
P「亜里沙……」

亜里沙「薄々気づいてはいたの。でも、Pくんに注意されたとき――いっきに現実味が、ね」

P「――昨日の?」

亜里沙「うん……Pくんにとって、私はもう心配される側で、『お嫁さんにする』なんて無茶を言うような相手じゃなくなってたんだ。当然、約束も、今となっては時効なのかなって」

亜里沙「答えが出るのがこわいの。関係が変わるのが、怖いの。ずっと――微温湯に浸かっていたかったんだけど。やっぱりダメだね」

P(徐々に震えていく亜里沙の声音は、俺の胸元が濡れていく速度に綴れていた)

亜里沙「他愛もないことなのに、本気にしちゃ、いけないのに――」


亜里沙「期待、しちゃうんだもん…………!!」


P(公園の誰にも気づかれていないから、声は小さかったのだろう)

P(でも今の俺には、どんな大音声よりも響き渡る叫びだった。過去現在の亜里沙の葛藤が、互いを呪いのように縛った)


P(呪いならば――解き放たなければならない)


亜里沙「だから、もう、ありもしないことに期待するくらいなら……いま、断ってくれれば」





P「好き勝手言うんじゃねーぞ」




ぎゅっ!!


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