過去ログ - 天羽まどか「ハローニューワールド」
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10:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:01:29.98 ID:qQdkEKkN0
まどか「ごめんなさい。迷惑かけて」

 凛は、静かに首を振る。

凛「全然そんなことないよ」
以下略



11:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:04:35.29 ID:qQdkEKkN0
まどか「私、あかり先輩のことが好きです」

 単純に、話したかっただけなのかもしれません。私一人の胸に秘めておくことが出来ないほどに肥大化した、この思いを。共有して共感してくれる誰かが、ほしかっただけなのかもしれません。

まどか「初めて会ったときから、なにか感じるものがありました」
以下略



12:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:06:59.28 ID:qQdkEKkN0
まどか「でも、そんなのすぐにどうでもよくなりました」

 あかり先輩は、私を導いてくれた。本当は臆病で、何かしなくちゃと思っているのに何も出来なかった私の背中を、押してくれた。きっと先輩がいなければ、私は今でもプレミアムドレスを手に入れられていなかったでしょう。自信をもってお祖母ちゃんのドレスに相応しいアイドルになれたとは、言えなかったでしょう。

まどか「あかり先輩は、新しい世界を見せてくれました」
以下略



13:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:08:28.20 ID:qQdkEKkN0
まどか「そんなすごい先輩が、なんで私とユニットを組むってすぐに決めてくれたんだろうって不思議でした」

 あかり先輩は言ってくれました。私と一緒ならきっと世界が新しく見えると。実際に、そうでした。

 あかり先輩もそうなんだろうって、確信していました。
以下略



14:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:11:44.79 ID:qQdkEKkN0
凛「まどか……辛かったんだね。ごめんね、気付かなくって」

 気付けば、凛の瞳も潤んでいました。

まどか「もう、なんで凛が泣きそうなんですか」
以下略



15:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:13:02.99 ID:qQdkEKkN0
『ねえ、今日からまどかって呼んでもいい?』

 そういう子に、苦手意識があるんです。私とは違って、きちんとストレートだから。私の醜さを、実感してしまうから。

『だから私は、踊り、そして歌って、皆をドキドキさせるアイドルになりたい!』
以下略



16:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:16:15.96 ID:qQdkEKkN0
凛「でもまどか……これからどうするの?」

 どう、するか。

 そうでした。そんなことも考えられないほど、私は混乱していたんですね。
以下略



17:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:18:35.19 ID:qQdkEKkN0
凛「まどか?」

 私は、どうしたいんだろう。どうすれば、いいんだろう。

 あかり先輩。大空、あかり先輩。背中を押してくれた、すごい先輩。私を新しい世界に連れて行ってくれた、大好きな先輩。
以下略



18:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:20:27.37 ID:qQdkEKkN0



まどか「やっぱり最高ですね!」

以下略



19:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:21:52.66 ID:qQdkEKkN0
まどか「あかり先輩と一緒にいたい。そばにいたい。許されるのなら、これからもずっと」

凛「私は、応援出来ないよ?」

 真剣な目で、凛は見つめてくれます。拒絶は冷たいのでも無慈悲なのでもなく、おそらく板挟みだからでしょう。大好きなスミレ先輩と私を天秤にかけることが出来ないから。
以下略



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