過去ログ - 天羽まどか「ハローニューワールド」
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13:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:08:28.20 ID:qQdkEKkN0
まどか「そんなすごい先輩が、なんで私とユニットを組むってすぐに決めてくれたんだろうって不思議でした」
あかり先輩は言ってくれました。私と一緒ならきっと世界が新しく見えると。実際に、そうでした。
あかり先輩もそうなんだろうって、確信していました。
14:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:11:44.79 ID:qQdkEKkN0
凛「まどか……辛かったんだね。ごめんね、気付かなくって」
気付けば、凛の瞳も潤んでいました。
まどか「もう、なんで凛が泣きそうなんですか」
15:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:13:02.99 ID:qQdkEKkN0
『ねえ、今日からまどかって呼んでもいい?』
そういう子に、苦手意識があるんです。私とは違って、きちんとストレートだから。私の醜さを、実感してしまうから。
『だから私は、踊り、そして歌って、皆をドキドキさせるアイドルになりたい!』
16:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:16:15.96 ID:qQdkEKkN0
凛「でもまどか……これからどうするの?」
どう、するか。
そうでした。そんなことも考えられないほど、私は混乱していたんですね。
17:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:18:35.19 ID:qQdkEKkN0
凛「まどか?」
私は、どうしたいんだろう。どうすれば、いいんだろう。
あかり先輩。大空、あかり先輩。背中を押してくれた、すごい先輩。私を新しい世界に連れて行ってくれた、大好きな先輩。
18:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:20:27.37 ID:qQdkEKkN0
まどか「やっぱり最高ですね!」
19:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:21:52.66 ID:qQdkEKkN0
まどか「あかり先輩と一緒にいたい。そばにいたい。許されるのなら、これからもずっと」
凛「私は、応援出来ないよ?」
真剣な目で、凛は見つめてくれます。拒絶は冷たいのでも無慈悲なのでもなく、おそらく板挟みだからでしょう。大好きなスミレ先輩と私を天秤にかけることが出来ないから。
20:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:27:03.25 ID:qQdkEKkN0
翌日、私は朝4時半に目覚めた。うん、ちゃんと起きられた。偉いぞ私。
21:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:29:18.72 ID:qQdkEKkN0
まどか「あかり先輩!」
あかり「あれ、まどかちゃん!? おはよう、どうしたのこんな早い時間に」
先輩の部屋の前。どうやら時間ぴったりだったみたいです。
22:名無しNIPPER[saga sage]
2015/12/05(土) 20:30:13.55 ID:qQdkEKkN0
あかり「そっか。朝一番にまどかちゃんの可愛い笑顔が見られて幸せだね」
ああん、もう! この人ったら、こんなこと言っちゃうんだから。先輩の方がよっぽどストレート。
まどか「えへへ、私も元気な先輩が見られて幸せです」
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