155:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/14(月) 21:18:31.83 ID:U2jWfDnFo
加蓮「でも、見つからなくてよかったね」
P 「そうだな」
P 「見つかったらきっと、奈緒に殺されてた」
156:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/14(月) 21:25:15.62 ID:U2jWfDnFo
加蓮「ね、この屋上からの景色」
加蓮「きれいだね」
P 「ああ。景色が病室で見るより、くっきりしてる気がする」
157:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/14(月) 21:33:07.84 ID:U2jWfDnFo
P (.........)
P (一瞬、風をはらんで揺れるシーツが)
P (病院で死んでいった人々の魂が、幽霊となって現れたように見えた)
158:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/14(月) 21:36:50.22 ID:U2jWfDnFo
加蓮「ねえ、プロデューサーさん」
P 「なんだ?」
加蓮「どうして聞かないの?」
159:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/14(月) 21:39:08.55 ID:U2jWfDnFo
加蓮「気づいてるんでしょ」
加蓮「私の身体、良くないってことぐらい」
P 「あ、ああ...」
160:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/14(月) 21:43:59.89 ID:U2jWfDnFo
加蓮「でも、なんにも聞いてこないでしょ?」
加蓮「プロデューサーさん、優しいから。」
加蓮「私もプロデューサーさんの優しさに、つい甘えちゃった」
161:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/14(月) 21:58:56.00 ID:U2jWfDnFo
加蓮「.........」
P (加蓮はきっと、俺の言葉を待っている)
P (もしかしたら、加蓮自身も迷っているのかもしれない)
162:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/14(月) 22:05:09.37 ID:U2jWfDnFo
P (...きっと、心のどこかでわかっていた)
P (わかっていて、気づかないフリをしていたんだ)
163:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/14(月) 22:09:23.64 ID:U2jWfDnFo
P (同様の無惨さは、加蓮の全身に偏在している)
P (加蓮の淡い栗色の髪は、以前と比べだいぶ伸びた)
P (入院しているせいで、美容院になんて行けないからだ)
164:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/14(月) 22:09:52.65 ID:U2jWfDnFo
つづく
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