過去ログ - ちひろ「私の誕生日はとっくに終わったわけですが?」
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155: ◆d0hZ1USyYNJW
2015/12/16(水) 00:01:27.69 ID:E7nUlb/W0
武内P「では、いただきます」

彼はまず白菜を箸で取り上げた。
そこから白い湯気が天井に向かい立つ。
彼が白菜を冷まそうと息を吹きかけるとその湯気がなびき、ふわふわと宙を舞い踊る。

パクリ、と一口、白菜を口にいれる。
一度噛む、すると白菜の水分がじゅわあ、と彼の口へ広がる。
キムチ鍋のスープがよく染み、ピリッとした辛さを感じさせるがその奥に、白菜本来の甘みが辛さを追いかける。

二度、三度噛むたびに繰り広げられる甘みと辛味の鬼ごっこが彼の舌を魅了する。
そして食感、噛むたびにしゃきりと彼の歯を少し拒むその感触が心地よく耳を刺激する。

武内P「とてもおいしいです」

たった一言。
そこに彼の全てが込められていた。
あえて飾らない、心からの言葉であった。

楓「ふふっ、プロデューサーさん、とても幸せそう」

武内P「す、すみません。とてもおいしくて」

楓「では、私もいただきます」


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