過去ログ - 【ごちうさ】ココア「ココアのアトリエ?」
1- 20
43: ◆PsWcaKpzTQ[saga]
2015/12/20(日) 17:51:02.60 ID:GkCw4sBh0
【早速戦闘ルール変更 素早さ上限を150に】

 あのちっちゃい金髪の女の子に声をかけようかな。
 なんとなくミミちゃんに似ていて、親しみ易い雰囲気だし。

ココア「ねえ、ちょっとお話いい?」

???「ん? スカウトなら乗らない――ロロナ!?」

 近づいて、声をかける。
 あまり警戒されないように、肩を叩いてできるだけ穏やかに声をかけたんだけど、あんまり意味はなかったみたい。
 何故かすっごくびっくりされた。ロロナ……って人の名前かな? 間違えられた?

???「って、違うか……」

ココア「ロロナって誰のこと?」

???「コホン……気にしなくていいわ。あんたによく似た雰囲気の子がいるだけだから」

ココア「そっか」

 若干恥ずかしそうに言う女の子。
 私に似た雰囲気……どんな人なんだろう?

ココア「あ。それで、スカウトってなんのこと?」

 もしスカウトが護衛の依頼ならば、断られてしまうこと。
 一応確認しておく。

???「護衛のことよ。他学科から依頼されることもあるから、慎重に、って説明されたのよ」

ココア「あ、あー……そうなんだ」

 どうしよう。早速交渉が決裂しそうな気配が。

???「で、なんの用? 見たところ錬金科っぽいけど」

ココア「!? な、なんで分かったの!?」

???「杖。そんなの持ってるの、錬金科くらいだわ」

 おおう……確かに。
 錬金釜というものをかき混ぜる用に故郷から持ってきたけど、錬金科の人以外、持ってる人は見なかったような。

ココア「すごいねぇ。その通り、私は錬金科で護衛を探してて……」

???「で、私に真っ先に声をかけたのね。見る目はあるけど――」

 女の子が周囲を見る。
 そこには他の兵士科であろう生徒達が一杯いる。強そうな人も沢山。

???「なんで私を?」

ココア「知ってる人に似てて。なんか親近感がわいちゃったから」

???「……性格面も似てるわね」

 深くため息。
 けど彼女は嫌そうな顔をしていなかった。

???「分かったわ。あんたの護衛、引き受けてあげる」

ココア「え!? いいの!?」

 断るなんて言っていたのに。
 ちょっと申し訳なくなるけど、彼女がいいと言っているならばいいのだろう。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
262Res/173.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice