過去ログ - 【ごちうさ】ココア「ココアのアトリエ?」
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62: ◆PsWcaKpzTQ[saga]
2015/12/21(月) 03:18:55.27 ID:jtrCc1600
ココア「もし良かったら……シャロちゃん、採取についてくる?」

 この機会は見逃せない。
 私はシャロちゃんへと、声をかける。

シャロ「え? 私が? えっと……戦いが苦手でいいなら」

 狼狽える様子を見せるけど、シャロちゃんは頷いてくれた。
 よかった……これで、また戦力が増えたね。
 しっかりした子だし、頼りになりそうだ。

テス「街の外へ外出に、戦闘――従者科のいい授業だね」

ココア「従者科? メイドさんとか執事さんの?」

テス「うん。すごく人気なんだよ。就職先が多くて、うまくいけばお金持ちの人に雇ってもらえるし」

シャロ「戦闘までしないといけないのが不服ですけど」

ココア「へー。本当に色々あるんだね、あの学校」

シャロ「他人事みたいですね……」

ココア「知らなかったから。あ。あと、敬語はいいよ。タメ口でフレンドリーに話そう?」

シャロ「……え、ええ。一緒に出掛けるなら、そうよね」

 控え目に頷くシャロちゃん。うん……制服のせいもあって、すごく可愛い。

テス「よかったね、シャロちゃん。友達ができてテスさん安心だよ」

シャロ「友達ができないなんて言ってないですけど……まあ、ありがとうございます」

ココア「ふふ。じゃあ、シャロちゃんの助けが必要になったら声かけるね」

シャロ「そうね。できるだけ早めにお願い。――さて、そろそろバイト上がりの時間ですよ」

テス「あ、本当だ。店長に話してくるね。じゃあね、ココアちゃん」 

ココア「……あ。私も帰らないと」

 時計を見る。
 私もそろそろ帰らないと、ラビットハウスの人達に迷惑がかかってしまう。
 入学初日だし、早めに帰らないとね。

ココア「じゃあ、またねシャロちゃん」

シャロ「ええ。お互い、頑張りましょ」

 手を振って、私は店から出て行く。

???「ネリ金術科の生徒が来たというのは本当かね!?」 

テス「だから店長、もう帰りましたってば」

 去り際、賑やかな声が聞こえてきたけど――早く帰らないと。
 私は気にせず足早にラビットハウスへ帰っていった。
 そういえば、なにか忘れているような……。

ココア「ま、いっか。早くチノちゃんに会いたいし」

 後日、私は茶葉を買いに再度ここを訪れることになるのだが――この時の私は知るよしもない。


 【シャロが仲間になった】


 ※今日は落ちま


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