過去ログ - 【安価】娘「またアイドルの話を聞きに来たよ」モバP「そうか」
1- 20
61:名無しNIPPER[sage saga]
2015/12/07(月) 23:54:01.17 ID:IiY23V620
娘「え?何?今、何か聞こえたんだけど」

P「気にするな。全部妖怪の仕業だと思えばいいんだ」

娘「逆に気になるよ!」



P「それにしてもこれは深刻だよなぁ…………………………ん?」

娘「どうしたの?」

P「蘭子。聞きたいことがあるんだけど、いいか?」

蘭子「う、うん」

P「お前、接客の時は熊本弁を使ってるか?」

蘭子「つ、使ってない。普通の言葉しゃべってる」

P「じゃあ、普通にお客さんが来た時のセリフ、言ってみろ」

蘭子「う……うん」


蘭子「いらっしゃいませー!神崎アンティークへようこそ!どうぞ!ゆっくり見て行ってください!」(営業スマイル)

娘「か、可愛い」

P「けど違うな。可愛いが、魅力的じゃない」




蘭子「」



P「蘭子。どうしていつもの熊本弁を使わないんだ」

娘(え?あれ熊本弁なの?)

蘭子「だって、恥ずかしいじゃん」





パシィン!!



蘭子「ぷ、プロデューサー?」



P「蘭子。お前は忘れたのか。俺と一緒にトップアイドルを目指した日々を。その頂点に立った光景を」

蘭子「忘れるわけない……。忘れるわけない!!」

P「だったら、どうして熊本弁を封印したんだ!お前の世界観を隠そうとするんだ!」

蘭子「だって……あれは若気の至りだから。大人になって、あんなの……恥ずかしいじゃん!」

P「恥ずかしくない!!!!」

蘭子「」ビクッ

娘「」ビクッ

P「確かにお前は痛い奴だった。見ているこっちが恥ずかしさで悶え苦しんだ!けどなぁ、お前はそれを最後まで貫き通したんだ!」

P「最後まで貫き通した中二は恥ずかしい黒歴史なんかじゃない!生き様だ!お前に付いて行った数万人のファンは、お前の生き様に惚れこんだんだ!」

P「自分を否定するな!自分を恥ずかしがるな!お前を信じて付いてきたファンを踏みにじるな!お前に敗北したアイドル達の想いを踏みにじるな!お前を信じてトップアイドルに導いた俺の心を踏みにじるな!」

P「お前は神崎蘭子なんだ!アイドルを辞めて、芸能界の表舞台から去った今でも神崎蘭子なんだ!」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
97Res/52.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice