過去ログ - 橘ありす「あなたがセンターなんですか?」荒木比奈「そうっスよ」
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13: ◆Freege5emM[saga]
2015/12/06(日) 17:49:17.09 ID:8Vt8MA0mo


加蓮「……ありすちゃん、さ。なんとかしてあげないと、いけないよね」

比奈「なんとかって、具体的にどういうコトっスか」



加蓮「私たち、あんまり頼れる先輩じゃないでしょ。
   凛みたいに、背骨までビリビリくるようなSSRのオーラ、出せないし」

比奈「私“たち”って。
   頼れない先輩の範疇へ、ナチュラルに私を含めてきたっスね……ま、認めるっスけど」



加蓮「それでいて、ウチはプロデューサーもまだ頼りないじゃない?」

加蓮「だから、ありすちゃんの顔から……『ここでアイドルやってていいの?』
   って不安が、日ごとに滲み出てくる気がして、さ」



比奈「ありすちゃんは……って話だったっスけど、文香ちゃんはどうっスか」

加蓮「文香さん? まぁ、目の前のことで手一杯かな。先までは見えてない感じ」

比奈「文香ちゃんも、この間やっとレッスン後に昏倒しなくなったっスね」



加蓮「代わりと言っちゃなんだけど、あの人は集中力すごいね。
   この間、ちっちゃい子たちが騒いでるすぐ横で、何事もないように仕事の資料読んでた」

※参考
i.imgur.com

加蓮「文香さんは体力全然ないけど、私がどうにかなってるんだから、大丈夫だと思うよ」



比奈「なら、ありすちゃんも文香ちゃんと同じくらい気にかけてあげれば、十分じゃないスかね」

加蓮「……そうかなぁ」





比奈「後輩をもう少しマシな方に指導できるのに、それをしないのはプロとしての怠慢っスが」

比奈「ありすちゃんがSSR独特のあのオーラにかぶれて、それを追いかけてるうちは、
   SRの私たちにできるコトなんて、たかが知れてるっス」

比奈「ありすちゃんだって、素質を見込まれて選ばれた一端のアイドルっスよ?
   その意味では、私たちと対等っス」

比奈「私たちができるコト以上を要求されても、それにこちらが応えてあげる義理はないっスね」



加蓮「……私を慰める方便にしてはドライだねぇ、比奈センセ」

比奈「慰めちゃいないっスよ。私たちは、やれるコトをやれるだけやるのみっス」

比奈「度が過ぎた責任感は、無責任と同じくらいよくないっスよ」



比奈「初めてできた後輩に、なるべく先輩らしいコトしてあげたい気持ちは、分かるっスけどね」

加蓮「……ハハ、そうかも、ね」



加蓮(……ホント、笑うしかない)

加蓮(まだ、私は比奈センセに敵わないかなぁ)



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