過去ログ - 提督「鎮守府が臭い」 -SS速報VIP

過去ログ - 提督「鎮守府が臭い」

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61:名無しNIPPER[sage]
2015/12/11(金) 12:19:07.16 ID:1e9nTGLaO
乙
やっぱそっちだったか

62: ◆6jKS2bqm9E[sage]
2015/12/12(土) 02:01:38.07 ID:DV6AnsyxO
カレーのいい香りがする。

榛名「提督、もう少しお待ちくださいね」

63: ◆6jKS2bqm9E[sage]
2015/12/12(土) 02:02:42.07 ID:DV6AnsyxO
提督「それにしてもいい香りだな」

榛名「はい、榛名もそう思います。さすがは金剛お姉さまですね」

64: ◆6jKS2bqm9E[sage]
2015/12/12(土) 02:04:50.68 ID:DV6AnsyxO
提督「……なぁ、榛名は右利きか？」

榛名「？ええ、そうですけど、どうかしましたか？」

提督「……いや、ふと気になって、な……」

以下略

65: ◆6jKS2bqm9E[sage]
2015/12/12(土) 02:05:44.76 ID:DV6AnsyxO
提督「へ？」

榛名「これ、暖炉の薪を割るのに使っているんですよ」

提督「薪？」

以下略

66: ◆6jKS2bqm9E[sage]
2015/12/12(土) 02:08:50.28 ID:DV6AnsyxO
俺が戻ると、榛名は何かを切っていた。

提督「榛名……？」

以下略

67: ◆6jKS2bqm9E[sage]
2015/12/12(土) 02:09:43.70 ID:DV6AnsyxO
榛名「ところで提督」

提督「ん？なんだ？」

榛名「金剛お姉さまのことをどう思っているんですか？」

以下略

68: ◆6jKS2bqm9E[sage]
2015/12/12(土) 02:11:15.89 ID:DV6AnsyxO
そう言うと、榛名は鍋へと向き直った。
それはもしかしたら、涙を見せないとしてのことだったのかもしれない。

榛名「……金剛お姉さま……どうして……どうして……英国式は具が溶け込んでいないと……榛名は金剛お姉さまになれない……どうして……」

以下略

69: ◆6jKS2bqm9E[sage]
2015/12/12(土) 02:11:53.69 ID:DV6AnsyxO
そこから先を言葉にすることはできなかった。

「Hey 榛……な？ Oh！ sorry、私が時間と場所をわきまえるべきでしたネ！榛名、また来るネ！」

以下略

70: ◆6jKS2bqm9E[sage]
2015/12/12(土) 02:13:53.78 ID:DV6AnsyxO
沈黙が続く。
お互いに何を話せばいいのか。
コンロが微かにたてるわずかな音すら聞き取れる環境。
カレーのいい香りだけが室内を満たす。
榛名も俺も、お互いに距離を取ったまま、ひたすら鍋を見つめていた。

以下略

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