過去ログ - コードギアス LOST COLORS 【二日目】
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20: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/12/12(土) 21:28:43.56 ID:6XrmC7gDO
「またそんなこと言って……。彼をここに呼ばないのは、無責任じゃないですか」


「まずはアッシュフォード家に任せるべきだと思ったんだよ。うちに入るにしろ、入らないにしろ、彼は戦場に引き寄せられていることは変わらない」


「引き寄せられているって……」


「ライ君本人が言ってたよ。実際の戦場じゃないと気が入らない。シミュレーションじゃ満足出来ないって」


本当はもっと穏やかな言い方だったが、簡潔に纏めるとこうなる。


セシルは気の毒そうに眉を寄せた。


「だからと言って、彼を戦場に送り込むつもりですか? まさか、柄にもなく資金調達をしていたのは……」


「大〜当たり〜。ライ君専用の第七世代型KMF。<ランスロット>の二号機でも作ってみようかと思ってたとこ」


「…………」


「シュナイゼル殿下から量産計画の意見書を出せってせっつかれてたし、ちょうど良いでしょ。スザク君の意見はセンスありきで漠然とし過ぎだからね、彼がいれば……」


現時点での限界性能を突き詰めるというコンセプトは<ランスロット>で達成した。二号機を造るなら量産を前提とした物になるだろう。


操縦者に合わせて狙撃戦や電子戦も視野に入れ、破格の多様性を持たせるのも面白いかもしれない。そうなると、既存の制御システムでは力不足だ。


その辺りは彼と相談して──


「ロイドさん……!」


ライの血筋に関係する深刻な話をしていたのに、いつの間にかロイドの好奇心を満たす話題に移り変わっている。


人のいなくなった大学の片隅で、セシルの怒鳴り声が響き渡った。


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