22: ◆2ly1jek1VI[saga]
2015/12/07(月) 17:37:23.83 ID:IZTIP3U0o
「はぁ……提督」
「ん」
ベッドに腰かけると同時に、曙は俺の胸元にしなだれかかってきた
すぅ、はぁ、とゆっくり大きく呼吸する音が聞こえる
男の臭いなど女性にとって、まして曙くらいの子にとってそんなにいいものではないだろうに
俺の右手は、自然と俺に寄り添う曙の頭を撫でた
「ん……それ」
「あいよ」
「提督……」
連日この夢を見ていて気付いたこと
"この"曙は、とても素直で、甘えたがりだ
気の強い普段の姿はなく、年相応──またはそれ以下の、吹けば崩れてしまいそうな雰囲気
また、あまり言葉を発しない
ただただ体を擦り付けたり、臭いを嗅いだり……有り体に言えば、まるで犬のようである
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