49: ◆2ly1jek1VI[saga]
2015/12/08(火) 15:40:59.79 ID:mCRpei5Xo
「っ」
ばさりと、ベッドに引き込んでそのまま押し倒す形になる
靴でベッドが汚れることも厭わなかった
曙の顔が見える
突然のことに息を呑んでいるらしく、見開いた目は少し潤んでいる
嫌がる様子は、なかった
「俺は、曙が分からない」
「これが夢なのかも、現実なのかも」
「お前を見ていると、俺が俺じゃなくなる感覚に囚われるんだ」
「なあ、お前は一体、何なんだ」
思わず、息を荒げる
俺に倒された曙は、驚きではなく目を見開いていた
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