過去ログ - 二宮飛鳥「死にいたる病あるいは乾燥させた葉を煮出し雌牛の分泌する液体を混ぜた物」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/12/07(月) 13:23:49.87 ID:n95sZXJf0
「ボクは何をしているんだ?」
つい先程までボクは意識がなかった。
そもそも何者かが侵入し、刃物でボクを襲ったとしたならば今でも命があるはずがない。
悲鳴が出ぬようのどを切り裂く、ついで絶命を狙い心臓を一突き。これで十分だ。
念には念を入れて肺を狙い腹部を刺しても良いだろうが、寝ている相手の暗殺は少ない手数で実行できる。
誰かに殺されるほどの恨みを買った覚えはないが、恨みは大抵本人のあずかり知らぬところで買うものだ。
可能性が低いからといって、確かめもせずありえないと切り捨てるのは理性の敗北だ。
そもそも人間が他者によって殺される可能性は、宝くじで大当たりを引く確立よりも高いのだから。
次の仮説 一撃を加えたはよいが、両親の気配に気付いた外敵が逃げ出した?
否定。
であれば父さんや母さんがこんな中途半端な状態でボクを放置するはずがない。
口元に手をやる、唾が出ない。
指先を舌下に差込み撫で回し引き出す。色はない。
つまり吐血ではなく、内臓へのダメージは疑いから外れる。
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