過去ログ - 二宮飛鳥「死にいたる病あるいは乾燥させた葉を煮出し雌牛の分泌する液体を混ぜた物」
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37:名無しNIPPER[saga]
2015/12/07(月) 13:30:04.59 ID:n95sZXJf0
光「誰かにありがとうと言って貰える。それがアタシの夢で憧れなんだ」

「誰もがキミの前では笑顔になるだろう。
 だけどそれはキミを利用しているだけだ。
 いやなコトをキミへ押し付けて、嘲笑っているだけだ」

光「くっ……、パワーが足りない……ド、ドリンクをくれぇ……」

「生憎だがおかわりはないよ、牛乳は全てボクが飲んだ。
 ひどく不味い。キミは馬鹿だ。ボクの渇きは癒された」

光「パワーが足りないときは、この金平糖を食べてエネルギーをチャージすればっ!」

「それが糖化との交換だ。ひとつだけ教えてくれないか?
 キミを便利屋と呼び、道具として扱ったのは誰なんだ。
 ボクはヒーロではない、だけど卑怯者ではいたくない」

光「キミは忘れたんだろう? ならそれでいいじゃないか」

「キミがボクを相棒と呼んでくれたんだ。言葉には力がある。
 光のくれた役割を果たそう。それがボクの誓いだ。
 ボクは魂の服従なんて求めていない。従えたいとも従いたいとも思えないんだ」

光「ならアタシはキミを二宮と呼ぶよ。二宮、うん良い響きだ」

「待ってくれ、どうして二宮なんだ?」

光「アスカなんて随分距離を感じる言い方だ。それよりも二宮のほうが断然いい。
 知ってるか? ニノライダーの二宮和也と同じ響きなんだ」

 暗くなりかけた空気を振り払うように、ボクらは笑った。





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