過去ログ - モバP「ristorante(レストラン)・ザ・アイドル」
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名無しNIPPER
[sage]
2015/12/07(月) 19:34:52.61 ID:+L4hzRR00
P「道連れもいるしな、もうなにもこわくないぞ…!」
柚「うう、なんか道連れで柚までフラグ建ってる気がするのにこれ以上余計なの建てないでよー…」
P「というわけで、せーのでフタを取るぞ、いいか」
以下略
33
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/07(月) 19:36:34.77 ID:+L4hzRR00
まず初めに目に入った色は、赤だった。
血のように真っ赤で、それでいててらてらと輝くそれは本来であれば食欲をそそる、鮮やかな色彩であるにも関わらずー
一目で食べられないものだとわかってしまう迫力を放っていた。
〜橘流イチゴパスタ〜「この一口で黙らせます」編ー
34
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/07(月) 19:37:20.73 ID:+L4hzRR00
次に目に入ったのは…なんだろう。確かに色々な食材が無造作に乗せられた…生地?
カラフル…と言うよりはごちゃ混ぜにされたそれらは、言うなればそう、フタを開けてはいけないパンドラの匣のような…
〜西園寺流ピッツァイタリアーナ〜「焼くのをすっかり忘れていましたわ」編ー
以下略
35
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/07(月) 19:38:04.26 ID:+L4hzRR00
最後に目に入ったのは黒だった。深淵のような暗黒。
なにをどうするでもない、ただひたすらに焦げて、真っ黒な消し炭は、もはや料理と呼ぶのもおこがましい物体に成り果てていたー
〜姫川流燃えるネギバット〜「強火で焼いたらこうなった」編ー
以下略
36
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/07(月) 19:38:36.70 ID:+L4hzRR00
P「………」
柚「………」
(無言のそっ閉じ)
以下略
37
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/07(月) 19:39:15.40 ID:+L4hzRR00
P「よし、では早速…!」
ちひろ「逃がさんよ?」
P「げぇっ⁉︎ちひろ⁉︎」
以下略
38
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/07(月) 19:39:53.90 ID:+L4hzRR00
ちひろ「確かに柚ちゃんは今後のスケジュール等も考えると、これを全て食すのは厳しいかなあとは思います」
ちひろ「身体を壊されでもしたらそれこそ損害ですからね」
柚「じゃ、じゃあ…!」
以下略
39
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/07(月) 19:40:32.95 ID:+L4hzRR00
ちひろ「というわけなので、柚ちゃんは最低一口ずつ、Pさんは自分の分を全て食べきってから帰ってくださいね。では、はじめ!」パチン
P「えっ、ちょっとなんか黒服出てきたんだけど⁉︎」
ちひろ「巴ちゃんに頼んで村上組を出動させました」
以下略
40
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/07(月) 19:41:06.14 ID:+L4hzRR00
P「………知らない天井だ」
柚「おはようPサン…気分はどう…?」
P「ここは…そうか、事務所の仮眠室…ぐぉっ…」ぎゅるるるる…
以下略
41
:
名無しNIPPER
[sage]
2015/12/07(月) 19:42:11.64 ID:+L4hzRR00
…後日、どうにか食べられるものを作れるようになりその進歩を褒められる二人と、あいも変わらず真っ赤に染まるフルコースを作り上げた一人と、試食係としてその全てを味合わされた一人がいたらしいが…
P「…誰がどのポジションに収まったのかは、諸君らのご想像にお任せしようと思う。彼女らの名誉のためにもな…」
P「……ちなみに…その試食係が食べきれなかった分は…スタッフ(P)が美味しくいただきました……ごふっ…!」
以下略
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