過去ログ - 渋谷凛「花屋の前に……カエル?」
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11: ◆Vq2Qo.DUCLbr[sage]
2015/12/09(水) 00:26:15.99 ID:bF+qLvJro
自分の発言が引き起こした唐突な展開と、一方的に取り付けられた幾つかの約束の結びにPが呆然としていると、卯月はふとピエールが残していったチケットを確かめた。
卯月「……これ、凄く入手難しいチケットです。しっかり三人分も……ど、どうしましょう、これ」
恭二「もらっといていいんじゃないか? 少なくとも俺は、構わないと思う」
卯月「そ、そうですかっ必ず行きます! ねっ未央ちゃん凜ちゃん!」
未央「ん、オッケー!」
凜「うん、行こうかな、ちょうど興味出てきたし」
それじゃどんな格好して行こうか!? ときゃいきゃい計画を立て始める三人娘。
なんとなく弾き出された気分になった男二人は
P「(あの……私のぶんは……)」
恭二「あ〜、ちょうど俺も、誰かにあげられるチケット余らせてたんだ、よかったらこれどうぞ」
P「お心遣い、痛み入ります」
そこでPは時計を見た。 そろそろ移動しないとスケジュールの大幅変更を余儀なくされてしまう。
P「みなさん、そろそろ」
未央「あっ、もうそんな時間!? しぶりん、しまむー、急がないと」
凜「そうだね。 ……チケットありがと」
卯月「ありがとうございました! あのっ」
卯月が何か言おうとするのを、解ってると言うばかりに、手で遮って
恭二「最高のライブ、見せてやるさ、俺はアイドル、だから」
卯月「! はいっ! 応援してます!」
軽快に去っていくPとニュージェネレーションズ。
公園に佇み、去る背中を、特に島村卯月の背を見ながら、恭二は追憶していた。
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