過去ログ - 葉山「それでも俺は……本物の好感度が欲しい」【コンマ】
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489: ◆GDKJqrPEaE49[saga]
2016/01/12(火) 13:23:05.04 ID:XuqDF0wSo
【戸塚、雪ノ下組】


戸塚「お待たせ、雪ノ下さん。待った?」

雪乃「ええ、そうね。でも大した時間ではないわ」

戸塚「ごめんね、それじゃ一緒に回ろうか。雪ノ下さんはお祭りとかどう? よく行く方?」

雪乃「そうでもないわ。むしろ……嫌いな方だったわね」

戸塚「え……」

雪乃「姉さんの事は戸塚君も知ってるわね? 私とあまり仲が良くないという事も知っているかしら?」

戸塚「あ、うん……。キャンプの時少し見ただけなんだけど、仲はあまり良くなさそうに見えたから」

雪乃「ええ、そうなの。子供の時からずっとそう。だから、お祭りに行く度に、姉さんは必ず私にちょっかいをかけてきたわ。例えば、競争とか。どちらが金魚を多くすくえるかとか、どちらが良い景品を当てられるかとか。私はそれで姉さんに一度も勝った事がなくて、そして私が負ける度に姉さんは勝ち誇ってこう言うのよ」

『雪乃ちゃんって、本当に何の才能もないんだねえ』

戸塚「それは……ちょっと酷いね」

雪乃「そのせいで、私はすっかりお祭りに行く事が好きではなくなってしまったのよ……。三つ子の魂百までと言うけど本当ね。良い思い出がこれまで一つもないんですもの」

戸塚「あの……ごめんね。なのに僕、誘ったりして」

雪乃「いいえ、だからこそ戸塚君が誘ってくれたのは嬉しかったの。だって……。今日、良い思い出が初めて出来そうだから」

戸塚「……雪ノ下さん」

雪乃「……行きましょうか、戸塚君//」ニコッ

戸塚「うん」ニコッ


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