過去ログ - 葉山「それでも俺は……本物の好感度が欲しい」【コンマ】
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534: ◆GDKJqrPEaE49[saga]
2016/01/17(日) 01:53:27.65 ID:bbnxJjNwo
八幡(とにかく、その事を説明して謝ろうという事になり、代表で由比ヶ浜が三浦に電話をかけた)

八幡(その時、三浦はもう家に着いていた。時間から逆算して、多分だが恐らく三浦は花火が始まる前かその途中で帰ったはずだ)

八幡(由比ヶ浜は電話ごしだと言うのに何度も頭を下げて謝っていた。だが、電話が終わった後の由比ヶ浜の表情は曇りきっていた)

《優美子、怒ってなくて……。もういいからって。気にしてないからって……。悲しそうな声でそればっかり言われて……》

八幡(泣きそうな顔でそう言った由比ヶ浜。由比ヶ浜に限らず、戸部、小町、川崎とかも似たようなものだった。全員がお通夜の様な暗い顔をしていた。はぐれてから花火の時間まで三浦はずっと一人でいたのだから。これなら激怒してくれた方が遥かにマシだろう……)

八幡(そんな中、海老名さんが由比ヶ浜たちとろくに話が出来る訳もなく……)

八幡(彼女は気まずい表情で一足早く去っていった)

八幡(俺たちも、全員ろくに会話する事なく、雰囲気が重いまま家路へと着いた)


八幡(由比ヶ浜の話によると、三浦はほぼ全員に電話をかけたらしい……。だが、俺だけが三浦からの着信がなかった……)

八幡(それが何を意味するかは……大体、察しがついてしまう。三浦は俺に電話をする気がなかった。俺だけは一緒にいたくないと考えたからだろう……)


八幡(こうして楽しく終わるはずだった花火大会は、ほぼ全員が楽しく終わらせようと努力したにも関わらず、全員が重苦しい空気を味わって終わった)

八幡(こうして、俺の夏休みは終わったのだ……)


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