過去ログ - 八幡「犯人を特定する?」
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2:名無しNIPPER[saga]
2015/12/10(木) 00:12:42.07 ID:6wSbO7neo
それでも比企谷八幡は静かなる期待を寄せる。



「君たちに依頼がある」

平塚先生は部室に現れるや否やそう切り出した。
またいつぞやのキャンプの様に、何らかの行事を間接的に手伝わされるのだろうと思ったが、平塚先生はいつになく深刻な表情をしているので、どうやら今回は違うらしい。
本日、水曜日は小町に早く帰るように言われていたので、できれば早く帰りたかったのだが………そうはいかないらしい。

「それは先生からの依頼でしょうか?」

雪ノ下が訪ねると平塚先生は短く「ああ」と答え、近くのパイプ椅子に腰かけてた。

生徒の依頼を、平塚先生経由で受けることは多々あったが、平塚先生からの直接的な依頼というのはしかし珍しい。
それこそ俺の入部する関する依頼以外では初めてかもしれない。
俺はなんとなく読んでいた本を閉じて居ずまいを正した。

「特に比企谷と由比ヶ浜、君たちに全く関係のないという話でもはない……」

「え!?どういうことですか!?」

由比ヶ浜が大袈裟に声をあげる。

「F組が関係しているってことですか?」

俺がそう聞くと平塚先生は首を縦にふった。
そして少し口籠もるように平塚先生は続ける。

「実はうちのクラス……F組でイジメが起きている。イジメを受けているという女子生徒から相談があってな」

「……そりゃあまた穏やかじゃないですね」

「ああ、本当に困ったものだよ」

雪ノ下の方に目をやると少し考えるように俯いていた。
それから平塚先生は概要と経緯を述べた。


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