過去ログ - 提督「私は大和の優しい言葉遣いが一番好きだ」
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11:名無しNIPPER[sage]
2015/12/10(木) 04:20:52.38 ID:F/p5ZpK5o

大和「最後については戦友会の方から聞いたのですか」

提督「ううん。祖父の書いた文字が残っていた。鉛筆なんかでなく、装甲の破片で甲板削って書いたモノが」


提督「初めて祖母から見せてもらった時に震えたよ」

提督「80ほどの文字が刻まれた木板、そこに、顔しか知らない祖父がそこにいたんだ」

提督「油が目に入る苦しみ、力尽き沈んでいく仲間の姿。祖父が見たものと祖父の感情がそこにあった」

提督「あれほど力強く悲しい文字、言葉を僕は知らない。だから気付いたんだよ、言葉こそ真実だって」

提督「僕たちは[ピーーー]ば何も残せない。でも文字は残せる、100年200年先、ううん、未来永劫に文字は生き続ける」

提督「だから僕は文字が、その根本である言葉に惹かれるし、信じてるんだ」


目を輝かせながら言葉について語る彼から、祖父の死への悲しみは微塵も感じられなかった。

伝わってくるのは彼がどれほど言葉に惹かれ、憑かれているか。

でも、なんて……。


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