162: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2015/12/26(土) 01:40:58.11 ID:h5PwAFMC0
仙田「要するに……考えてることはアンタと一緒だったんだよ」
仙田「だだ、オレには行動は移す勇気なんて無かったってだけだ」
仙田「その心の隙間を埋めるように、彼女たちの日常をファインダーに収めて」
仙田「いつしか基地の連中からも、艦娘に恋慕しているオタクだと言われ始めた」
仙田「一之瀬には悪いが……それも仕方ないとは思った」
仙田「実際に、傍から見れば女子の尻を追っかけている写真オタクだしな」
君嶋「……仙田」
仙田「だけど、彼女たちの写真を撮って満足して」
仙田「いつのころから、そんな自分に心底嫌気がさしてた」
仙田「結局、アンタを邪険に扱ったのは、自己嫌悪の裏返しだったんだよ」
仙田「彼女たちの代わりに戦うと言うアンタに対して、何もできない自分が酷く惨めに見えた」
仙田「オレにできなかったことしている人間に、今の自分を見られたくなかったから」
仙田「だから、アンタと関わらないようにしたんだ」
仙田「そうすることで、何もしない自分を肯定してやり過ごそうとしてた」
君嶋「…」
仙田「ははっ……一体何を話してるんだか」
仙田「一之瀬にもこんな話したことない」
仙田「オレもアンタのバカが移ったみたいだ」
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