170: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/04(月) 23:48:42.94 ID:oVt8dqnI0
君嶋「それは喜ばしい限りだな」
井上「少尉に喜んで頂けるなら、光栄です」
井上「転属願いを出した自分たちも報われます」
君嶋(ここまで直接的に言われるのも、何だか気恥ずかしいが)
君嶋(これが日下部の言っていた同志という訳か)
小林「思えば、入隊してから数年」
小林「兵科に任される仕事は、技術部の補佐や施設整備の名目の掃除が殆ど」
小林「全くといって兵隊の仕事をした実感はありませんでした」
小林「水兵として軍に所属しているのに関わらず、やっているのは雑務ばかり」
小林「ほとほと嫌になっていたところ、少尉の話を聞いたのです」
君嶋「俺の話か……」
君嶋「そんな大層なものでもないだろう」
井上「そんなことはありません」
井上「口先だけが殆どの復権派で、少尉は行動を起こしました」
井上「新海軍の人間と言えども、鎮守府の司令官に直訴など並大抵の覚悟ではできる事ではありません」
君嶋(舞台が整ったのは、室林大佐の力に因るところが大きいのだが)
君嶋(どうやら、全部が俺の手柄みたいに話が伝わっているようだ)
君嶋(まぁ……無理もないか)
君嶋(派手に動いた事には変わらないし、あの人がわざわざ表に出てくるとも思えないからな)
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