207: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/11(月) 00:28:28.81 ID:oFvk9jBd0
「お前……」
野田の姿を確認した仙田が文句を言おうと一歩踏み出す
しかし、野田はそれを一瞥しただけで特に返答もせず、
「あそこには特殊な弾頭が仕込んであって」
「一定のダメージを受けたら、装備の方が勝手に使用不可になるんです」
こちらへ向き直って説明を続ける
仙田は明らかに不愉快な顔をしているが、それとこれとは話が別だ
特に何も言わずに野田の話へ耳を傾けた
「一応、傍目からも分かるようになっています」
「破損状況によって色の違う旗を掲げると定められているので」
「まぁ……ここからでは双眼鏡でも使わないと見えないかもしれませんが」
話を終えた野田は軽く顎を上げると海の方を眺める
確かに戦列から離れた者は白い旗を上げてたな、と1人で納得していると
「……なんだよ、人の話を遮って」
「お前は艦橋付近の警備担当じゃないのかよ?」
隣から不機嫌な仙田の声が聞こえてくる
話を遮られたのがよっぽど癪だったのか、言外に『消えろ』と言っているのが丸分かりだった
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