過去ログ - 軍人たちの艦隊コレクション
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208: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/11(月) 00:30:58.24 ID:oFvk9jBd0

  「別に、ここに長居はするつもりは無い」

  「少尉に話があって来ただけだ」

  「すぐに持ち場に戻る」
 

 だが、野田も野田で、そんなことなど知らないといった風に自分の要件を話して終わる

 知ってか知らずか、仙田の言い分が無視されるという形になった

 相手をするだけ無駄だと気付いたのか、舌打ちをした仙田はそっぽを向いて観戦へと戻っていった

  
  「それで、何の用だ? 野田」

  「ワザワザここまで来たってことは」

  「それなりに重要な事なんだろう」


 野田と2人になったところで要件を尋ねる

 この男の性格からして、わざわざ茶化すために持ち場を離れることは無いはずだ


  「ブリッジからの伝言です」

  「他に手が空いている者が居なかったので、自分が来ました」


 案の定、思った通りだった

 艦橋から自分宛ての伝言があり、それを野田が言付かったらしい
  

  「伝言? 誰からだ」

  「……本条大尉は別の艦に乗船していたはずだが」



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