308: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/01/31(日) 23:49:05.18 ID:q0Bxmb1H0
野田「自分は少尉を信じる」
野田「……ということです」
君嶋「いつの間にかに随分と評価が上がってるな」
君嶋「それも昔話と関係があるのか?」
野田「まぁ……そうかも知れませんね」
野田「あの時裏切られたおかげで」
野田「信用できるかどうかを見分けるのは得意になりましたから」
君嶋「……そうか」
野田「あれは横須賀に移動になる前」
野田「防衛隊に入隊してからまだ1年ぐらいの事ですかね」
野田「アイツが……復権派の回し者がやってきたのは」
君嶋(……復権派か)
君嶋(良く名前を聞くのは、軍の中でそれだけ根の深い問題なんだろうな)
野田「アイツが防衛隊にやってきた夜、少尉と全く同じことを言っていました」
野田「国を守るのは軍人の仕事だ、女子供を盾にするのは間違ってるって」
野田「それを聞いて、俺を含めた同期達は熱狂しました」
野田「ちょうど防衛隊の実情を知って幻滅していた頃」
野田「あの言葉は自分たち十代の若者にとって魔法の言葉だったんです」
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