321: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/02/03(水) 23:55:37.09 ID:sb1dXmOT0
君嶋(俺の任務は、この防衛隊で新兵器に頼らない部隊を編成すること)
君嶋(これが戦争で重要な役割を担うとすれば)
君嶋「……まさか」
室林「そうだ、次の報復戦では一般の軍艦も作戦に従事する」
室林「もっとも……前線での戦闘ではなく後方支援がメインだが、深海棲艦と会敵しない保証はない」
室林「だからこそ、君が艦長となり自分で作った艦隊を指揮する」
室林「それが本部の意向だ」
君嶋「しかし、指揮の経験など皆無に等しいです」
君嶋「あの戦いも仲間の協力と偶然が重なったからこそ生還できました」
君嶋「そんな状態で艦隊指揮など、自分には分不相応です」
室林「だが、君でなければならない」
室林「今回の件、上層部の……復権派ではかなり評価されている」
室林「今まで沈む一方であった防衛隊の船が、深海棲艦と互角の勝負をして、生還した」
室林「君には実感がないだろうが、深海棲艦が現れて以来の快挙と言ってもいい」
室林「だからこそ、君を艦長として船に乗せることで、在りし日の海軍に戻ることが出来る」
室林「本部の老人たちはそう考えているんだ」
君嶋「ですが、与えられた任務も満足にこなせていません」
君嶋「それに……自分は船も十分に守れたことが無い人間です」
君嶋「そんな自分が艦隊の指揮を執る資格など……」
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