515: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/22(日) 22:18:55.79 ID:a8UQq4dj0
「だから、余計なことは考えずに一発ぶっ放してみろ」
「そのためにお前はそこに座っているんだろ?」
姿の見えない日下部へと語りかける
どんな表情でこれを聞いているかは彼にしか分からない
いつもの顔をしていれば良し、強張った顔でも良しとする
とにかく下手に力んで訓練通りの力を発揮できないのは勘弁してほしかった
『はは……そうですね、少尉』
『ちょっと深く考えすぎてたみたいっす』
『ありがとうございます、おかげで肩の力が抜けてきましたよ』
数秒の間をおいて日下部から返答が返ってくる
無理して何時もの調子に戻そうとしている感じは残っているが、そう考えられる余裕があれば十分だ
軽く冗談を返して会話を終えようとしたとき、
「敵、6.3キロまで接近」
「目視で確認できます!」
敵の発見を報せる大久保の声が艦内に響きわたる
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