546: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/06/18(土) 22:06:28.88 ID:urIs08YJ0
「少尉、船内からの戦況確認の要請が多数あります」
「全船に通信を繋ぎますが、よろしいでしょうか?」
そんな状況に浮足立っていると、小林から通信の要請を受ける
敵の消失を確認してたとはいっても、まだ戦闘配備を敷いたままだった
小林に了解の旨を伝えて、日下部との通信を切り替える
「艦橋の君嶋だ」
全船に繋いだ通信を取ると、交戦の指示を出し時と同じように名を名乗る
始まった通信に艦橋の面子も反応し、喜び勇んで騒いでいたその口を閉じる
「甲板の皆は既に確認しているかもしれないが」
「先ほど、敵の反応がレーダー上から消滅した」
「付近にもそれらしき艦影は見られない」
そこまで伝え、一呼吸置いて言葉を切った
正直な話、ここまで言ってしまえば後に続けてわざわざ話さなくても良いような気はしていた
だが、それをハッキリさせるのも一種の様式美だ
「つまり、我々の……」
肺の奥まで行き渡った空気を吐き出しながら、一息に続けようとした時
耳をつんざく爆発音と強烈な衝撃が体を襲った
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