過去ログ - 少年「アメジストの世界、鯨と踊る」
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10:名無しNIPPER[saga]
2015/12/14(月) 16:45:02.09 ID:PA7J1+9W0
少年(……!)パチッ

少年(……これ、少女の……あれ、でも駅じゃない……霞で見えないぞ……)

「少年」

少年(……何処……?)

「目を閉じて、そのままリラックスして身体が浮くイメージを浮かべて」

少年(……身体が、浮く、イメージ……)

少年「……っ!?」フッ

少年(こ、これは……現実世界!? 身体からすっぽ抜けた!?)

少女「久しぶりだね、少年」ニコッ

少年「少女……これって」

少女「夢現。また君に会えた時のために、必死で練習したんだ」

少年「ユメウツツ……? そっか、また会えたんだね、僕らは……」

少女「うん。私が渡したあの石も、力を貸してくれたんだよ」

少年「あの不思議な石が?」

少女「昔浮いてたのを見つけて、そのままずっと持ってたの」

少女「それがいつの間にか、私の力を吸って、脳の一部みたいになったんだ」

少年「なるほど……ねえ、あれから君はどうしてるの?」

少女「大丈夫だよ。新しい群れを見つけて、大事にしてもらってる」

少年「そっか……良かった、本当に……」

少女「……えへへ」

少女「さ、せっかく会えたんだし、上に行こ?」

少年「上……?」

少女「あ、まだ精神体を動かしにくい? 私の手を握って」

少年「……」ギュッ

少女「さ、行くよ!」


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