過去ログ - 少年「アメジストの世界、鯨と踊る」
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18:名無しNIPPER[saga]
2015/12/22(火) 22:59:00.17 ID:8VrhmnRe0
少年「まぁ結局此処に落ち着くんだけどね」
眼鏡「?」
少年「ああ気にしないで、本でも読もうかな」
少年(どれにしようかな……ん?)
【インテリア系】
少年(おお、良いなぁこういうの。……そうだ、少女に何かプレゼントしてあげたいな)
少年(でも、何が良いかな……出来れば手作りできるようなもの……)ペラッ
少年「……これだな!」
眼鏡「ほほう」ニヤ
少年「っ!?」バッ
眼鏡「なるほどな、そうかそうかー」
少年「違う! こっちみんな!」
眼鏡「いやなに、人生の「先輩」として、力を貸してやろうと思ってな?」クイッ
少年(うぜぇ)
眼鏡「ああ、恋愛ごとにおいても「先輩」だったかなぁ」ククイッ
少年「うぜぇ」
眼鏡「少し待っていたまえ、今ノートを持ってこよう」タッ
少年「いやいや……うわ、もう居ない」
女「……ふふ、これは彼なりの感謝の形なんですよ」
少年「え?」
女「君のおかげでこうして私達は結ばれました。言葉に出すのは恥ずかしいんでしょうね」クス
少年「……そっか」
女「私からもお礼を言わせて下さい。本当にありがとう」ペコ
少年「や、止めて下さい……何だかくすぐったい」ポリポリ
女「ブレスレットを贈るつもりですか? 材料なら分けますよ」
少年「! 持ってるんですか、助かります」
女「いえいえ。石とかはパワーストーンショップで買えますよ」
女「それで、誰にあげるつもりなんですか?」
少年「!」
女「彼は勘違いしてますけど、多分違いますよね?」
少年「……すごいですね。何で分かったんですか?」
女「ふふふ」
女「女の勘、ですよ」
――
少年(女という生き物は、やはり僕らとは違う特殊能力を持っているのではないだろうか?)
少年(まあ良いか。取り掛かろう。ワイヤーでゴムひもをビーズの穴に通す……と)ススッ
少年「……ん、案外難しいなぁ」
少年(後、漁師の方々に頼んで貰った……これ)
少年(穴開けるの難しいな……よし、開いた)コッ
少年「後は丁寧に磨くだけだ……」シュリシュリ
少年「……よし、出来た!」
少年(少女、喜んでくれるかな?)
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